東京南青山にオープンした、sacai（サカイ）フラッグシップショップ について、デザイナー阿部千登勢氏と、設計を担当した建築家の藤本壮介氏、両氏のインタビューが high fashion に掲載されています。
なかなか納得できるものがなく、3年ほどかけてやっと巡り会えたという南青山の物件。
お店が出来上がっていく様子が伝わってきます。
阿部千登勢
たまたまこの物件を耳にして、中を見ることができた途端、もうぼろぼろだったんですけど、ああ、ここだ、私ここ借りる！ってすぐ言ったくらい直感的にピンと来たんです。
作品集で、武蔵野美大の図書館を拝見して、この使いづらそうな図書館っていいなと思いました。
藤本さんにリクエストしたのは、ほんとに一言だけで、『入ったら、気分が昂揚するお店』。それだけなんですね。
藤本壮介
既存建物が面白いという点は阿部さんと僕たちで共有できていたので、その面白さをいかに引き出していくのか、というのがテーマでした。
歩き回ってもいい意味で全貌がなかなかつかめないような、それゆえに何度来ても飽きないような、あるいはそれぞれの人の中で想像が膨らむような、そんな場所にしていきたいなと思っていました。
建築家の僕にとってのファッションの魅力は、それが身体とつながっていること、それが日々の生活の豊かさとつながっていること、 それが歴史とつながっていることだと思います。
high fashion 2011年10月21日
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